Outline No.1
ブッカー・リトル(Ex.65)、フレディー・ハバード(Ex.66)、そしてチャーリー・パーカー(Ex.67)のラインです。 Ex.65 Ex.66 Ex.67 それぞれクロマチック・アプローチによる下降ラインで、Ex.65,66は解決するトニックの3rdをターゲットノートに置き、綺麗に着地…
ディジー・ガレスピー(Ex.62)、チャーリー・パーカー(Ex.63)、そしてクリフォード・ブラウン(Ex.64)のラインです。 Ex.62 Ex.63 Ex.64 アルペジオを主体としたラインで、3つともドミナント7thの3rd音へ挟み込みアプローチですが、パーカーはダイアトニックな…
ソニー・スティット(Ex.60)とクリフォード・ブラウン(Ex.61)のラインです。 Ex.60 Ex.61 Ex.60はⅡ度マイナーの5thを、Ex.61はドミナント7thの5thに対する挟み込みのアプローチの為に半音下のクロマチック音を置いています。 Connecting Chords With Linear H…
クリフォード・ブラウン(Ex.57,58)とソニー・ロリンズ(Ex.59)のラインです。 Ex.57 Ex.58 Ex.59 ロリンズのラインは2度マイナーと6度マイナーのアルペジオを交互に使い、それぞれに導音としてのmaj7thを挟み込んでいます。 Connecting Chords With Linear Ha…
フレディー・ハバード(Ex.55)とクリフォード・ブラウン(Ex.56)のラインです。 Ex.55 Ex.56 共に2度マイナーの3rdから5度上のマイナーアルペジオによるオクターブ・ディスプレイスメントのラインになっています。 Connecting Chords With Linear Harmony(1996…
トム・ハレル(Ex.53)とチャーリー・パーカー(Ex.54)のラインです。 Ex.53 Ex.54 トム・ハレルは2度マイナーの3rdから5度上のマイナーアルペジオを弾くよくあるラインと、チャーリー・パーカーのは"Donna Lee"のラインですね。 パーカーのテーマにはジャズの…
ブルー・ミッチェル(Ex.50)とクリフォード・ブラウン(Ex.51,52)のラインです。 Ex.50 Ex.51 Ex.52 トリプレッツも使った非常にジャズらしいラインで、基本的には下降ラインからの置換ですが、ジャズの場合は休符を挟んだり、リズミックなアイデアで使ったり…
バッハの"Three Part Sinfonia in D Major"(Ex.48)とデクスター・ゴードン(Ex.49)のラインです。 Ex.48 Ex.49 ここからはオクターブ・ディスプレイスメント(オクターブによる置換)による説明が為され、この手法はクラシックではよく使われるもので、ジャズ…
バッハの"Prelude, English Suite in G Minor"(Ex.46)とマイク・スターン(Ex.47)のラインです。 Ex.46 Ex.47 ここでは5度圏(Circle of Fifths)について取り上げられており、バッハのラインではソプラノパートしかありませんが、スケール的な下降ラインを端整…
ジョー・ザヴィヌル(Ex.43)とトム・ハレル(Ex.44, 45)のラインです。 Ex.43 Ex.44 Ex.45 Ex.43はⅱmの3rdから下降し、トニックの5thを挟み込むアプローチ。 Ex.44,45は共に3/4拍子で、ⅱmの下降ラインからドミナントでのアルペジオによる上昇ライン、またトニ…
トム・ハレルのラインです。 Ex.41 Ex.42 二つともKey of Fmのツーファイブ・ラインで、Gm7b5の3rd音からC7の3rd音へ下降してからのアルペジオラインを基調に、Ex.42の方はトニックの5thへ向かうパッシング・ノートを置いています。 ・関連記事 Bert Ligon /…
チェット・ベイカーのラインです。 Ex.38 Ex.39 Ex.40 全てKey of Fmのプログレッションで、Ex.38はベーシックライン、Ex.39はドミナントであるCへのクロマチック・パッシング・トーンを置き、Ex.40はトニックであるF音への挟み込みアプローチなどが用いられ…
ジャッキー・マクリーン(Ex.36)とビル・エヴァンス(Ex.37)のラインです。 Ex.36 Key of Fmで、C7の3-5-7-b9のアルペジオを入れて、トニックの3rdへ解決させています。 Ex.37 Key of Gmで、ラインはシンプルですが、エヴァンスらしいシンコペーションやアーテ…
チャーリー・パーカーのラインです。 Ex.34 Ex.35 共にトニックマイナーの4thから、ハーモニック・マイナー・スケールをリニアに下降するラインですね。 ・関連記事 Bert Ligon / Connecting Chords with Linear Harmony
前回で"In Simple Form"が終了し、今回から"In a Minor Progression"になります。 まず最初はチャーリー・パーカーのラインです。 Ex.32 Ex.33 どちらもKey of Gmのツーファイブで、ともにAm7b5のb3rdからリニアに下降し、D7の3rdからb9thを加えた4音のアル…
クラーク・テリー(Ex.30)とチャーリー・パーカー(Ex.31)のラインです。 Ex.30 Key of Fのツーファイブで、シンプルなラインでドミナントであるC7の3rd(E)へ挟み込むアプローチですが、1拍目の後に来るように遅延させています。 Ex.31 Key of Cで2拍目と4…
チャーリー・パーカー(Ex.28)とフレディー・ハバード(Ex.29)のラインです。 Ex.28 "Scrapple From The Apple"のテーマですね(笑)。Gm-C7のツーファイブで、ピックアップノートとしてⅡ度マイナーのルート音Gへ半音下からアプローチし、次のドミナントの3rd…
J.J.ジョンソン(Ex.26)とファッツ・ナヴァロ(Ex.27)のラインです。 Ex.26 Key of Fで、Ⅱ度マイナーであるGmへ解決するプログレッションで、D7では3-5-7-b9のアルペジオで上昇。 Ex.27 Key of Abで、トニックであるAbの5度を挟み込むアプローチで解決。 ・関…
トム・ハレルのラインです。 Ex.24 Key of Fのツーファイブで、Ex.23に似たラインで、ドミナントⅤ7b9thの7th音をアーティキュレーションさせてからリニアに下降するラインです。 Ex.25 Key of Fで、こちらもEx.23に似たラインですが、ドミナントの3rdからア…
ブッカー・リトル(Ex.22)とトム・ハレル(Ex.23)のラインです。 Ex.22 Key of Bbのツーファイブで、ドミナント7thの5th音を挟み込む、ビバップ特有のアプローチです。 Ex.23 Key of Fのツーファイブで、ラインとしてはEx.22に同じです。 ・関連記事 Bert Ligo…
トム・ハレル(Ex.19,21)とフレディー・ハバード(Ex20)のラインです。 Ex.19 Key of Fのツーファイブで、Gmのトニックからリニアに上昇し、5thからのアルペジオラインを経て、C7の7thへクロマチックに着地し、スケール的に下降し、Fmajの3rdへ着地するビバッ…
キャノンボール・アダレイ(Ex.17)とチャーリー・パーカー(Ex.18)のラインです。 Ex.17 Key of Fでのツーファイブで、2小節目の2拍目までGmのラインとなっていて、Gmの5thであるD音を挟み込むバップ特有のアプローチです。 Ex.18 Key of Ebのツーファイブです…
アシュレイ・アレキサンダーのラインです。 Ex.15 Ex.16 共にKey of Bbでのツーファイブ・ラインで、簡単に8分音符を歌う方法として音を繰り返す、または狭いインターヴァルの間を上がったり下がったりする事が取り上げられています。 ・関連記事 Bert Ligon…
ソニー・スティット(Ex.13)とブルー・ミッチェル(Ex.14)のラインです。 Ex.13 Key of Cで、Ⅱmラインを上昇、音を4度とばしてから下降するシンプルなラインです。 Ex.14 Key of Gで、Ⅱmの3rdから上昇すると思いきや、引き返して、最後はⅤ7の3rdへ着地していま…
デクスター・ゴードンとフレディー・ハバードのラインです。 Ex.11 Key of Gのツーファイブラインで、最初の2音をリバースさせてからは、D7の3rdからリニアに下降するシンプルなラインです。 Ex.12 Key of Fで、2小節目の2拍目からC7(Ⅴ7)のオルタードライン…
ビル・エヴァンス(Ex.9)とクリフォード・ブラウン(Ex.10)のラインです。 Ex.9 Key of Fのツーファイブラインで、シンプルなアウトラインですが、Tripletなどを使いリズムに変化を付けています。 Ex.10 Key of Ab(3/4)のツーファイブラインで、急激な6連譜が…
ソニー・スティット(Ex.7)とトム・ハレル(Ex.8)のラインです。 Ex.7 Ex.8 共にGm7-C7(Key of F)のツー・ファイブで、共にC7の長3度から9thまでのアルペジオを演奏してますが、トム・ハレルはb9th(オルタード)にしています。 ・関連記事 Bert Ligon / Conne…
フレディー・ハバードのラインです。 Ex.6 4分音符と8分音符を交互に絡ませたリズミックなアイデアです。 ・関連記事 Bert Ligon / Connecting Chords with Linear Harmony
チャーリー・パーカーのラインです。 Ex.5 Am7b5-D7のコード・プログレッションで、D7を半音上のディミッシュ(コンディミ)として捉えています。 ・関連記事 Bert Ligon / Connecting Chords with Linear Harmony
トム・ハレルのラインです。 Ex.3 Key of FにおけるⅡ度マイナーGmへ解決するセカンダリードミナント(Am7b5-D7)のケーデンスですが、ここではAm7b5は#2ndにし、D7はb9thにして、Gmへスムースに繋げています。 Ex.4 Key of Ebで、単純にⅡ度マイナーであるFm…