Christophe Wallemme / Time Zone
1 Exit
2 Little Eliot's Voice
3 Songe
4 En La Orilla del Mundo
5 Round Trip
6 Time Zone
7 Luna Ilena
8 Lovers Peak
9 Latidos del Alma
10 Dream On
11 Homer
12 Image
Christophe Wallemme(b)
Stéphane Guillaumesax,cl, palmas)
David Venitucci (acc)
Nelson Veras(g)
Stephane Huchard(ds,cajon)
Minino Garay(per, cajon, palmas)
David Linx(Vo)(M4,M8)
Daniel Mille(bandonion, accordina)(M4,M11)
Label;Nocturne, NTCD356
Recorded at Studio 26 on October, 2003
プリズムのベーシストとしても知られる、Christophe Wallemmeの初リーダー作です。
アコーディオンを入れた編成から、フランスらしいヨーロピアン・コンテンポラリー・ジャズ作品に仕上っています。
しかし注目すべきはギターのネルソン・ヴェラスでしょうか。
彼はブラジル出身で、14歳の時にフランスへ移住し、きっちりと音楽を学んでいます(かなりアカデミックです)。その時にパット・メセニーと共演している映像が残っています。
その後、16歳で自身のカルテットにより様々なジャズフェスへ参加。Aldo Romanoの"Intervista"などたくさんのミュージシャンと共演しています。
クラシックのエチュードもそつなくこなし、またブラジリアン・ミュージックをルーツとしたリズム感を持っていますが、彼の場合はもっと独特で、小節を結構永く見据えているような印象を受けます。
また、パット・メセニーとは違ったアウト感が特徴で、メシアン的な造詣が深いようです。
結構アカデミックな凝ったサウンドなので、一般受けはあまりしないかも知れませんね。