Talking About Music

音楽について感じたこと、考えたことを綴っています

Jesse Van Ruller / Trio

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1.Higher Higher Her

2.Everything Happens To Me

3.Sno Peas

4.Take The Cake

5.Have A Heart

6.Trick Of The Light

7.Blame It On My Youth

8.Con Alma

9.Without A Song

10.My One And Only Love

11.Way Out

 

Jesse Van Ruller(g)

Frans van der Hoeven(b)

Martijn Vink(ds)

 

 

オランダを代表するジャズギタリスト、ジェシ・ヴァン・ルーラーのギタートリオ作。

 

正に鉄人です。

 

疾走感のあるアルペジオフレーズや、映像を見ても独特な運指をしてます。

それと、親指を多用したヴォイシングが特徴的ですね。

 

本作ではスタンダードも多く演奏し、中でもm-10の「My One And Only Love」はルバートでのソロ演奏。

本人曰く「サックス奏者みたいな気分でやってみた」との事。

 

しかし、彼に関してはオリジナル曲の完成度がかなり高いと思う(どれも良い曲ばかり)。

 

また、Peter BernsteinにしろKurt Rosenwinkelにしろ、コンテンポラリー系ギタリストはトライアドの使い方が非常に上手いと思う。

 

以下は同アルバムに収録されているm-9「Without A Song」の一部を採譜したもの。

 

soundcloud.com

 

keyEbのドミナントであるBb7th上でGトライド(Bb7thから見て、3rd, b9th, 13th)を弾く事で、自動的にコンディミにしている。

 

こういう音使いがもっと出来るようにしたいですね。

 

Trio