Talking About Music

音楽について感じたこと、考えたことを綴っています

Kenny Burrell

Kenny Burrell

1. Don't Cry Baby

2. Drum Boogie

3. Strictly Confidential

4. All Of You

5. Perception

Kenny Burrell(g)

Cecil Payne(bs)

Tommy Flanagan(p)

Doug Watkins(b)

Elvin Jones(ds)

Label; Prestige, PRLP7088

Recorded at Van Gelder Studio, Hackensack, New Jersey on February 1, 1957

ケニー・バレル名義としては、プレスティッジにおける実質的な初リーダー作になりますでしょうか。

本作は後に"Blue Moods"としてリイシューされている作品です。

この頃はBlue NoteとPrestigeという2つの名門レーベルから交互に作品がリリースされ、引っ張りだこです。

以前ライナーで、プロデューサーのOrrin Keepnews(オリン・キープニュース)が「大抵のミュージシャンは年齢を重ねるごとに、その演奏に円熟さを増してくるが、ケニー・バレルはその逆だ」みたいな事を言っていたのですが、デビュー当時から本当にベテランの演奏っぷりです。

今回はM4の"All Of You"のイントロを採譜したのですが、これがまた歌ごころ満載ですね↓

ギターの開放弦をペダルポイント(ドミナントであるAペダル)として生かす為、キーDmajで演奏していますね。

2011年にリリースされたソロライブ作"Tenderly"をライブ録音した時はなんと78歳!!で、年齢を全く感じさせないパフォーマンス。

まだまだ目が離せないギタリストですね。