Talking About Music

音楽について感じたこと、考えたことを綴っています

Doug Raney / Blues, Ballads, Bebop And A Blue Girl

bebop, blues

1. Oblivion

2. Blue Monk

3. This Is New

4. Little Girl Blue

5. Photograph

6. Dear Old Stockholm

7. Who Cares

Doug Raney (g)

Jesper Lundgaard (b)

Morten Lund (ds)

Label; Marshmallow, MMEX128CD

Recorded in Copenhagen on April and May, 2008

名ギタリスト、ジミー・レイニーの息子でもあり、またデンマークのレーベル、SteepleChaseの専属ギタリストとしても、数多くのリーダー作を残してるダグ・レイニーの2008年録音作です。

ダグ・レイニーは1970年代の後期に、活動拠点をデンマークに移し、30年以上もコペンハーゲンにて生活しています。

ダグ・レイニー自身は同じジャズギタリストのパット・マルティーノが好きなようで、パットの盟友とも言えるドラマー、ビリー・ハートとはデビュー時から度々共演し、また1978年作"Cuttin' Loose"では、1曲目からパットのオリジナル”Lean Years”を演奏している。

ポスト・コルトレーン派としても挙げられるパット・マルティーノ同様に、コルトレーン・チェンジのような複雑なコード進行でも得意の8分音符で見事に歌い上げるギタリストです。

さて、本作は全てスタンダードで構成され、選曲が非常に良いです。

共演のイェスパー・ルンゴーとモーテン・ルンドとはデンマークに渡ってからの永年のパートナーとして、ほんと気心が知れた感じがして良いです。

ダグ・レイニーもそろそろ還暦を迎えそうですが、これからもまだまだ活躍して欲しいギタリストですね。