Talking About Music

音楽について感じたこと、考えたことを綴っています

Peter Bernstein / Monk

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1.Let's Cool One

2.Pannonica

3.Work

4.Brilliant Corners

5.In Walked Bud

6.Monk's Mood

7.Well You Needn't

8.Bemsha Swing

9.Played Twice

10.Ruby, My Dear

11.Blues 5 Spot

12.Reflections

Peter Bernstein (g)

Doug Weiss (b)

Bill Stewart (ds)

Label; Xanadu, Z090408-06

ピーター・バーンスタイン・トリオによる、セロニアス・モンクへのトリビュート作です。

本作は、なぜかザナドゥXanadu)が新録としてリリースしています(前の作品も是非復刻して欲しい)。

ピーターが現在メインで使っているザイドラーのギターは、ほんと不思議な音がして、ピーター自身も「他のギターよりも倍音が豊かで、弾きやすくもあり、また弾きにくくもある」といったような事を言ってました。

このギターは予約待ちするくらい手に入りにくいもので、しかもザイドラー自身がもうすでに亡くなってしまったので、市場には殆んどでて来ず、出てきても相当なプレミアが付くと思います。

またオランダのジャズギタリスト、Jesse Van Rullerもピーターのギターを見て気に入ったらしく、比較的新しいモデルを所有していますね。

本作は、あまりリバーブ感があまり無いため、演奏自体も生々しく迫力があります。

演奏自体も年齢を重ねるごとに凄みが増してきて、「リズムが落ちるのではないか」というくらいギリギリまで音符を伸ばすなど、非常に緊張感のあるソロですね。

あとThelonious Monkと言えば、2002年にちゃんとしたフェイクブックも発売されいて、

著者はあのSteve Cardenasです。

モンクの曲が70曲も収録されており、ちゃんとした出典があるのも嬉しいですね。