Talking About Music

音楽について感じたこと、考えたことを綴っています

Jesse Davis / As We Speak

jesse davis

1. Wake Up Call

2. You Are Too Beautiful

3. As We Speak

4. Quasimodo

5. Dear Druann

6. 'tudes

7. Hipnotism

8. Lush Life

9. Recession Blues

10. I Know That You Know

Jesse Davis (as)

Robert Trowers (tb)

Jacky Terrasson (p)

Peter Bernstein (g)

Dwayne Burno (b)

Leon Parker (ds)

Label; Concord, 4512

Recorded at Penny Lane Studios, New York, February 13, 1992

アルトサックス奏者、Jesse Davisによる、コンコードからの2ndアルバムです。

彼は10歳の時にサックスを始め、最初は特にGrover Washington Jr.から影響を受けたそうです。

その後Ellis Marsalisの下でNew Orleans Center for Creative Arts( N.O.C.C.A.)へ入学し、Charlie Parker等、本格的なジャズ音楽を勉強。ちなみにこのNOCCAの卒業者にはWyntonとBranfordのMarsalis兄弟等も居ます。

さて、本作ではギターのPeter BernsteinはM2,5以外の曲では全て参加しており、ファンとしては非常に嬉しい作品です(笑)

Peterは1990年にJim Hallの"Town Hall Concert"が初のお披露目だと思うのですが、本作はその2年後の録音で、デビュー作である"Somethin's Burnin'"もこの年の録音なので、ちょうどキャリアがスタートする時期ですね。

Peter BernsteinとJesse Davis、またオルガンのLarry Goldingsは、Peterがニュースクールへ入学する以前からの知合いで、特にLarry Goldingsとは10代の時に参加したジャズのサマーキャンプの時からの旧知の仲だそうで、Peterが親の転勤でフランスのパリに8ヶ月程移住していた際に、ニューヨークで面白いことが起こっている旨の手紙を寄越したのもLarry Goldingsだそうで、その時にはもうLarryとJesse DavisはNYのクラブ等でバリバリ演奏していたらしく、Peter曰く「自分だけ置いていかれているような気分だった」と以前インタビューで言っていました。

本作でのPeterの演奏は何かリラックスしている印象で、これまでに何曲か彼のソロの採譜をしてきましたが、この時期でもそれらに見られるような音使いがかなり見受けられ、M8の"Lush Life"のイントロでは、サックスとギターのみでスゴい味のある演奏をしていますね!

以下のM4はCharlie Parker曲の"Quasimodo"ですが、こちらも非常にカッコいい演奏ですね!

As We SpeakAs We Speak
(1992/06/23)
Jesse Davis

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