Talking About Music

音楽について感じたこと、考えたことを綴っています

Kurt Rosenwinkel / Intuit

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1. How Deep Is The Ocean

2. Conception

3. Darn That Dream

4. Dewey Square

5. When Sunny Gets Blue

6. Sippin' At Bells

7. Epiphany

8. Segment

9. Summertime

10. Conception II

 

Kurt Rosenwinkel(g)

Michael Kanan(p)

Joe Martin(b)

Tim Pleasant(ds)

 

Label: Crisscross, 1160 CD

Recorded in Brooklyn,NY,USA,August 14&15,1998

 

全てスタンダード曲で挑んだ本作。

 

1曲目の「How Deep Is The Ocean」からぶっ飛ばしまくりです。

 

まずイントロでは、DペダルでAb,Bb,Db,Ebのトライアドを載っけています。

ここでのペダルポイントはキーEbのドミナントであるBbの3度上(ドミナントの代理)であり、Abはサブドミナントなのでsus、Bbはそのままドミナント、Dbは#9thが入ったオルタード、そしてトニックのEb(onBb)的な解釈だと思います。

そしてソロが始まってからも、イントロと同じトライアドを弾いてますが、このバランスの良さが絶妙です。

このようなスーパーインポーズ的なソロに対して、George Shearingの難曲「Conception」やCharlie Parkerの「Dewey Square」等では、コードに忠実な端整なラインも見せ、とにかく圧倒されるばかりです。

 

以下はDewey Squareにおける、カートのソロを1コーラス分コピーしたもの。

 

@

soundcloud.com

 

今回録音して思ったのは、カートのように弾けるようになるには、相当な練習が必要だと言う事が分かりました。

 

これにはかなりの覚悟が必要です(汗)

 

Intuit