Talking About Music

音楽について感じたこと、考えたことを綴っています

Seamus Blake / Bellwether

bellwether.jpg

1.Dance Me Home

2.A Beleza Que Vem

3.Subterfuge

4.The Song That Lives Inside

5.Bellwether

6.Minor Celebrity

7.String Quartet in G Minor, Opus 10

Seamus Blake (ts,ss)

Lage Lund (g)

David Kikoski (p)

Matt Clohesy (b)

Bill Stewart (ds)

Label; Criss Cross, CRISS1317CD

Recorded December 11, 2008 in Brooklyn, NY, USA by Michael Marciano

クリスクロスからの前作"Way Out Willy"に続き、ベースがOrland Le Flemingから替わってしまいましたが、それ以外は同じメンバーですね。

同レーベルからは数々のリーダー作や参加作がありますが、本作は自身の名義では6作目になります。

M1のジョンスコ曲と、M7のドビュッシー以外は全てシーマスのオリジナルで構成されています。

シーマス・ブレイクはボストンのバークリー音大出身で、その時のルームメイトはあのカート・ローゼンウィンケルだそうで(笑)、2002年のセロニアス・モンクコンペティションでウィナーとなります(ちなみにこの時の2位がジョン・エリス、3位がマーカス・ストリックランドです・・)。

内容は、やはり今風の曲調の作品が多く、彼の"Live at Smalls"の1曲目でも演奏されている"Subterfuge"はカッコいいですね。

あと、同じテナー奏者のJoel Frahmもそうですが、結講クラシックの曲をやったりするんですね。

今回はM6の7拍子のマイナーブルース曲"Minor Celebrity"のLage Lundのソロ(2コーラス目から6小節あたり)を採譜しました↓

リズミックなパターンからアルペジオやクロマチックのバランスが非常に良く、ソロ全体のフレーズがみんなカッコいいですね。

↓は同メンバーでのライブ映像で、デヴィッド・キコスキのソロ中、勢い余って彼のメガネが吹っ飛んで、それをLageが拾ってあげてますね(笑)